20世紀SF(3)1960年代   全14編   異界での孤立
復讐の女神 1965 ゼラズニイ 129枚 反逆者を追う暗殺者たち
「悔い改めよ、ハーレクイン!」とチクタクマンはいった 1965 エリスン 41枚 体制に逆らう道化(ハーレクイン)の運命
コロナ 1967 ディレイニー 77枚 共感能力を持つ少女と整備士との交感
メイルシュトレームII 1965 クラーク 52枚 月の引力に捕らわれた主人公
砂の檻 1962 バラード 74枚 廃墟と化したロケット基地に集う男女
やっぱりきみは最高だ 1967 ウィルヘルム 52枚 女優の生活すべてが放送されたとき
町かどの穴 1967 ラファティ 48枚 この世界と重なった異世界から溢れてくる怪物
リスの檻 1966 ディッシュ 52枚 脱出不可能な部屋に閉じ込められた男の独白
イルカの流儀 1964 ディクスン 59枚 イルカとコミュニケーションしようとした男の結末
銀河の<核>へ 1966 ニーヴン 70枚 銀河中心で主人公の見たものは
太陽踊り 1969 シルヴァーバーグ 55枚 異星人の虐殺か害獣駆除か
何時からおいでで 1966 プラクタ 11枚 皮肉な時間旅行
賛美歌百番 1960 オールディス 44枚 滅びゆく地球を旅するものたち
月の蛾 1961 ヴァンス 122枚 誰もが仮面を付けた異星での探索行
合計枚数(解説頁を含む) 886枚  
        はじめて書かれた個人への言及。個の中の宇宙。
20世紀SF(4)1970年代   全11編   遍在ヘンザイする孤独
接続された女 1973 ティプトリ― 137枚 世にも醜い少女がネットワークの美女に変身したとき
デス博士の島その他の物語 1970 ウルフ 59枚 少年が夢見る幻想の島
変革のとき 1972 ラス 33枚 女だけで自立した惑星に男が戻ってきた日
アカシア種子文書の著者をめぐる考察ほか、『動物言語学会誌』からの抜粋 1974 ル・グィン 33枚 さまざまな動植物たちの奏でる言葉と詩歌とは
逆行の夏 1975 ヴァーリイ 70枚 灼熱の水星に住む弟を訪れたクローンの姉
情けを分かつ者たちの館 1977 ビショップ 125枚 館は性の癒しだけではなく、あらゆる心の傷を癒してくれる
限りなき夏 1976 プリースト 70枚 さまざまな人生の一瞬に固定された人々
洞察鏡奇譚 1973 ベイリー 81枚 固体宇宙を旅する冒険家たちがたどり着いた先は
1971 ラファティ 44枚 空中浮揚を可能にする麻薬スカイ
あの飛行船をつかまえろ 1975 ライバー 77枚 ふと紛れ込んだ平行宇宙のニューヨーク
七たび戒めん、人を殺めるなかれと 1975 マーチン 137枚 原住民のピラミッドを破壊する狂信者たち
合計枚数(解説頁を含む) 867枚  
        60年代に現れた孤独は、社会的な隔絶感へと深耕化。