95/04/01

また、ちょっと空いてしまった。

その間に、

川又千秋『水夢』(アスペクト) 昔なら、こういったペースのアイデアストーリーは、読むだけ時間の無駄、とかなんとか批判したかもしれない。でも、今読むと安心する。

草上仁『くたばれ!ビジネスボーグ!』(青樹社) かんべむさしはちょっと高踏になってしまった、という人のサラリーマンSFなら、草上仁。

ウェイジャー『未来からの遺言』(二見書房) 政治的な未来史。遺伝子改変された新人類による、地方分権社会の到来を予言する。が、これはエフレーモフ的なユートピアを連想する。

イアン・マクドナルド『黎明の王 白昼の女王』(早川書房)訳者古澤先生の推挙のせいでもないが、まずまず。妖精ファンタジイではまったくない。ちょっと前の現代ファンタジイ的な読み方が正解では。

バクスター『時間的無限大』(早川書房)アイデア作家。ニーヴンより小説は(相当)下手。奇想さではまだベイリーに及ばず。やや中途半端。

あいかわらず、早いもの好きの大森望インターネット談義を読む。しかし、そんなに個人ダイアルアップ接続が高速とは、とても思えんがなあ。筆者のSS2+INS64K環境では、なんたって遅い。ホワイトハウスの猫の声を聞くだけで大変なのであほらしい。南アフリカの大学やら、ニュージーランドとなると、モザイク地球が空しく回るだけで、たまにこけたりする。ネットスケープなら、ちょっとはましか。ちなみにSS2は往年のRISCプロセッサ搭載ワークステーションだが、今となってはペンティアムPCより遅い(CPU性能は、ネット環境ではあまり関係ないけど)。もう一つちなみにワークステーションの中古価格はPCよりも下落率が高い。WWWサーバを構築するなら中古WSがよい(ただし、UNIXの知識は必要)。

ポランティアに出かけたザッタ関係者TKさん宅には、震災避難猫がいるという。ヒマラヤンで結構高級ネコと思われるのに、飼い主が名乗り出ない。そんな難ネコ難イヌが神戸ではたくさんいる。自分がネコという自覚はなく、エサを食べるたびに、額までべっとりエサだらけにしてしまうという。上品すぎてちょっとおつむは弱い。

95/04/09

さて、ドタバタするうちに報告が遅れましたが、年初から筆者宅でもCDROMやらSBボードが装備され、ディスクもようやく500メガが追加され、圧縮ディスクも含めて1ギガマルチメディア(最低)環境が整備された。

と、ゆーことで、付録CDROMその他も見られるようになった。まーなんというか、いまさら書くのもなんですが、ディスク2枚組みを誇る雑誌類に、ほとんど見るべきものはありません。やっつけ仕事のシロート芸。やったら遅いDIRECTOR版ソフトも、なんとかしてほしい。おまえらプログラムもよーせんのかなんて、いまさら言うのもなんですが、低レベル。すぐに飽きる。

もっとも筆者のマシンが遅すぎる(最後の恐竜と呼ばれる98FA+ODP)という説もあるけど、仕事で使うペンティアムマシンでもにたよーなもんだ。

95/04/16

筒井康隆『家族場面』(新潮社) 古澤先生の言うほども悪くはない。近作には、なぜか下ネタが多く、それもあまり出来がよいとは思えぬところが難点か。

遅ればせ三年で、『八八艦隊物語』、『征途』(各徳間書店)などを読む。横山信義がまずまず。これに比べると佐藤大輔など、単なる軍事おたくの域を出ない。とはいえ、とーぜんのことながら、志茂田景樹よりは百倍よい。

95/04/20

『マイクロソフト・マルチメディア・ビュア』(電子出版ツール)を買う。そのうち、マルチメディア・ノバQをつくるので、よろしく。もう、ディレクターやオーサウェアが遅いと文句はいえません。まあ、はじめからC++でプログラムするヒマ(と実力)はもはやないので。

えーと、どちらにしてもマックはサポートしません。そのつもりで。

95/04/28

途中で中断していたシモンズ『愛死』(角川書店)を読む。まずまずの出来。かえって、長編よりまとまっている。マキャモンよりは期待できる作家だ。しかし、本人が何というかはともかく、ダン・シモンズは東洋人に対する差別主義者でもある。シモンズに限らず、怪物=異国人という単純な発想のホラーは多い。ポール・ウィルスンもそうだった。

キャサリン・ネヴィル『デジタルの秘法』(文藝春秋)を読む。犯罪ファンタジーで面白い。SFからはちょっと遠い。

庭のデッキの下で野良猫が子供を産んだ。でも手が届かないくらい奥で、声だけがする。速やかに退去を願うしかない。水鏡子先生いりませんか。

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