94/01/04

 今日ディスクがクラッシュした。いやー、まあ半分は人災で、ディスクの整理中にデータ50メガあまりが消失した。ぐわっはっは、こんなときのためにバックアップはあるのじゃ。で、フロッピーで復旧しようとすると、「CRCエラーです復旧できません」てなわけで、まさにマーフィーの法則である。ほとんど80%がもどらなかった。

94/01/16

 苦節十数年、データ部分は欠陥フロッピーからなんとか復旧したが、DOSのPDSは多くがなくなった。ほとんどつかっていなかったフリーソフトに未練はない(としておく)。バックアップ時に常駐ソフトの何かが、書き込みデータを壊したらしい。DOSでTSRをいっぱい乗せて仕事をしているあなた、気をつけましょう。筆者の場合、ディスクを全部バックアップするとフロッピーで三百枚(MOでも三枚)がいるのだが、そのデータ全部が正常であるとは限らないのだから恐ろしい。WINの方は無事だった(と、いーながら前回のザッタ原稿は壊れていて、テキスト部分しか残っていない。WORDの場合テキストと書式などの修飾部分が別れているのため、バイナリエディタ程度でも復旧できる)。

 と、ゆーことでよーやく今年の年賀状を見て、元DAICONスタッフのTYが結婚したとか、同じくライダーHとか大学SF研後輩のHとかが子持ちになったとか、KTの娘の似顔絵(親が描いたもの)がきたとか、もとS年F組の芸人で公務員のS君は図書館でしか本が読めないとか(家族の理解がない)、酒井昭伸さんやらM君やらがMAC派になるとか(買うなら三月までです)、を書ける。

 大森先生から大量のCDROMを借りた古沢先生は、もはや飽きたのだという。

 パソコンのディスプレイというのは、プリンタに換算するとたったの72DPIにしかならない(15インチ640ドットとして)。ムービーの荒さはビデオとは比較にならず、静止画も、10000DPI相当の写真に勝てるわけがない。CPUで画像処理するパソコンでビデオムービーを越えるには、まだあと数年はかかる。ムービーのディジタル化の方が先行するだろうが。

94/01/22

荒俣宏『二色人の夜』(角川書店)
 後半無意味な情感に流れるが、前作よりはかなりいい。

栗本薫『家』(角川書店)
 前半はまずまずである。しかし、薄幸の女が得たはずの幸せの家庭が、実は娘売春、息子おかま、夫浮気で崩壊するというのは、かなりの類型であろう。

94/01/29

 また、星群祭が再開されるのだという。七年間の空白後、シーラカンスの如く甦った(ゾンビとは申しません)。京都の創作系グループである星群の会は、井上祐美子や水野良らを生みだした実績がありながら、今は停滞状況にある。それは、この26回目の星群祭と、20周年(72号)の星群(ファンジン)とに象徴されている。そんなことを、おまえはいえる立場なのかといわれると、なーんにもいえませんが。

94/01/30

小谷真理『女性状無意識』(勁草書房)
 なかなか面白く読めたが、これについては別記する。

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