horizontal rule

マーチン沼田のシネマ倶楽部(レセプション 8月23日14:20開始)
 出演者:小牧雅伸


時刊新聞DAICON5(45号)より

 ゲスト出演するはずだった、スプラッター映画評論家のマーチン沼田さんが欠席。そのかわりアニメックの小牧編集長が出席。改造車のポインターに乗ってやってきたという話から始まり、事情通の氏のこと、多くのアニメック・ファンを楽しませる内容だった。

horizontal rule

SFアート版創作講座(集会室 8月23日12:45開始)
 出演者(アニメ編):永野護(12:45開始)
 出演者(マンガ編):あろひろし、佐藤元(13:45開始)
 出演者(イラスト編):天野喜孝、米田仁士(15:00開始)

永野護編
 原画・セル画の説明、メカデザインの話、人物描写について語られた。オリジナリティの大切さを強調されていた。
あろひろし編
 佐藤元さんと2人で登場、マンガ家の裏話、デビュー当時の苦労など、技術面より体験からの話が出た。打ちとけた雰囲気でもりあがった。
天野喜孝編
 米田仁士さんと組んで質疑応答のあと、持参のスライドを見せながら説明会。スライドが1枚ずつ映される度にドヨメキがあがる。スタッフのいたずらで天野さんの写真が映しだされたときは、場内大爆笑だった。

horizontal rule

アニメアールの明るいアニメータ講座(練習室 8月23日15:30開始)
 出演者:糸島雅彦、佐々木かずひろ、沖浦啓之、浜川修一郎、加瀬政宏(他)

  大阪で活動を続けるアニメータ集団、アニメアールのアニメーターたちを招いての企画。いきなり質疑応答から始まる意外な展開、そして、ビデオを見ながら、彼らがなぜアニメーターになったか、どのような生活ぶりなのか、舞台裏を知りたいアニメファンの熱気に包まれた企画だった。

horizontal rule

少女マンガ家パネル(展示室 8月23日11:15開始)
 出演者:佐々木淳子、道原かつみ、鳥図明児、めるへんめーかー

 予定時間より15分遅れで開始された。会場はまたたく間に満席、立ち見も出、ゲストの知名度とファンのパワーに驚く。
 司会とゲストの1問1答、参加者からの質問、ゲストのフリートーキングなど、非常にソフトに進行した。
 司会からの質問(SF歴やその影響、ネーミングからB.G.M.に到る細々とした質問)のほかに、現在の仕事や新しい作品についてなど詳しくオープンな話を聞くことができた。終了後、会場は―部のファンによ るサイン会となってしまった。

horizontal rule

SFと落語 関係と無関係(中ホール 8月24日15:00開始)
 出演者:桂吉朝、桂歌之助、小佐田定雄、堀晃、かんべむさし

 まず桂吉朝師匠による「死人茶屋」が演じられた。この話、名前のみ伝わっているが話の内容は不明という上方落語の古い演目である。今回の「死人茶屋」は、そのタイトルから想像して放送作家の小佐田定雄・掘晃・かんべむさしがそれぞれ話を作り、それを3つまとめてやるという趣向の高座であった。
 次に舞台にお囃子にのって各氏が登場。座談会が始められた。小佐田氏や桂吉朝師匠・歌之助師匠が昔からのSFファンであることを紹介。そこから「落語とSFの関係」として、実際に話を書いてどうだったかをかんべむさしさんが披露。更に、SF的発想の落語「月宮伝」や「あたま山」を紹介。この突飛な話が何百年も昔から世間に認められていたのは、落語が燗熟していたからで、それは落語自体が一人で数人を演じ語る、芸の極みであるからだ、と各人が自分の体験を話し始めた。結局、話は脱線に継ぐ脱線で、話題が変わって行くまま座談会はお開きとなったが、シャレをまじえた中に、上方落語と上方SFが、双方ともいかに身近な存在かを感じさせる企画であった。

bullet

桂歌之助は02年1月に亡くなっている桂吉朝のHPはこちら

horizontal rule

コミックス最前線 In New Wave Writers(小ホール 8月24日13:45開始)
 出演者:橋本元秀(聞き手)、山本貴嗣、大野安之

 SFコミックの最前線を走る山本貴嗣、大野安之の両氏を招いてのパネル・ディスカッション。橋本元秀さんの司会によりはじまったのはよかったが、話しの内容はあまりCOMICS最前線というタイトルを意識せず、いわば雑談会といった感じで楽しく行われた。

horizontal rule

フレヴァリーテール(レセプション 8月24日15:50開始)
 出演者:めるへんめーかー、野妻まゆみ、森下弓子、新藤純子、風見潤

  大会も大詰めレセプションホールの最終企画。満員御礼、入場は先着順と相成りましたここはファンタジーの解放区。
 ゲストはめるへんめーかー、野妻まゆみ、森下弓子に加え、飛び入りで風見潤、新藤純子の5名。
 めるさんイラスト入り特製三角帽子が林立するお茶会の幕開けです。各々好みのフレヴァリーティーを片手にまずはめるさんにインタビュー。続いてレジュメ「FT百選」を肴にゲストフリートーク。四方山話に花が咲き、参加者の要望で各ゲストのFT入門推薦図書の紹介…と飛ぶようにすぎた和やかな1時間だった。
 「自由・団結・ばか騒ぎ」万歳!

horizontal rule

ロック in SF(集会室 8月24日10:00開始)
 出演者:米田裕、秋沢豊

 最初、難波弘之氏の参加を予定していたが、参加不可能になり、米田裕さんにバトンタッチとなったのが4ケ月前! スタッフの怠慢から選曲だけでなく、編集まで米田さんに負うこととなった。
 米田裕・秋沢豊両氏により全てが進行。編集されたテープの中には日本では手に入らないものもあったとか。純作品的にSFをテーマにとったものあり、SFをモチーフにしたプロモーション・ビデオあり、と豊富な内容。秋沢さんによると、これまで同様な企画をたてながら実現できなかったものである。

horizontal rule

イラストレータパネル(集会室 8月24日13:20開始)
 出演者:青井邦夫/佐藤道明(司会)、横山宏、米田仁士、張仁誠、末弥純、天野喜孝、増尾隆幸
       (途中参加)開田裕治、関智

 青井邦夫・佐藤道明両氏が共同司会に、イラストレータ6名を迎えて始まった。途中SFアドベンチャー誌の関智さん、開田裕治さんがパネラーに加わるハプニングもあり、随分と賑やかな雰囲気だった。パネルの内容としては、自己紹介・近況報告から始まったが、イラストレーターという仕事についての立場等が話し合われた。たとえば作家・翻訳家に比べ立場が弱く、作家のツケがまわってくる為にべストの作品が描けない、作家のイメージとの相違、編集サイドからの要求とイラストレーター自身の希望の相違など、いつも抱えている悩みや問題点を各氏各様に話して頂いた。

horizontal rule

フィルム・ドリーマーズ(練習室 8月24日10:00開始)
 出演者:佐伯剛(聞き手)、聖咲奇、開田裕治、田中文雄

  前半は各氏に好きな特撮映画を語って頂いた。その中で児童向きの映画、たとえば「ノンちゃん雲に乗る」のようなものがなく、「ラピュタ」がそれにちかかった、と聖さんが述べられ児童ものについての話となった。結局、小説の面白さを映像で表現する努力が足りない、との事で各氏の意見は一致した。最後に今後どのような映画を作るかでは、
 聖「特撮を使った東映ヤクザ映画」、
 開田「面白い映画」、
 田中「『風の又三郎』の企画書をあげたので、これが作りたい」
と、抱負を語った後、企画終了となった。

horizontal rule

SFゲームの部屋(練習室 8月24日11:50開始)
 出演者:安田均

 講師としてお招きしたのは「トラべラー」の翻訳等で活躍されている安田均さん。当初の企画主旨としては、初心者の為のゲーム講座だったが、「実際にゲームをした事のある方、手をあげて下さい」という質問に、参加者の多数が手を上げ、結局は初心者ではなくマニアのゲーム教室となった。

horizontal rule

ロボットのある街(練習室 8月24日15:10開始)
 出演者:高橋良輔

 高橋良輔監督においでいただき、目指してこられたア二メーション世界について語って頂いた。企画の開始にはまず、監督作品のオープ二ング集を、最後には当時テレビ放映されていた「レイズナー」シリーズを編集したものが上映された。普段は聞く事ができない製作についての貴重な話も多かったが、会場が狭かった為に悔しい思いをした参加者も多かった。

horizontal rule

bullet

本章はDAICON5アフターレポートからの抜粋・修正及び追加写真により構成されている。

Next ] Back to Home ] Back to Index ] Back ]