94/04/02
川又千秋『夢都物語』(実業之日本社)を読む。川又流夢幻節ではあるが、そうとうに衰弱した印象を受ける。
浅田次郎『地下鉄に乗って』を読む。アール・デコの昭和初期の描写などは、まさにフィニイそのまま。基本的にはリプレイであるが。
宇井亜綺夫の『風の翼』(反乱派)を受け取る。
94/04/04
水鏡子とSFの話をする。めずらしい。百万年の船はSFだ、という話である。
万馬券をあてて、同額をスッた話も聞く。JRA−VANに入って、ついでに競馬データ分析ソフトを買ったらどうですか。
小説現代だったかのメフィスト特集号。
菊池誠(木口まこと)先生は疲れている。
記憶力の衰弱を嘆く。
半客会(半村良のお客になる会)帰りの志村と会う。そーいう会も、まだあるんですね。
最近息子は、ラムちゃんにこっている。米村先生LDをダビングして下さい。娘はセーラームーンとカクレンジャーにこっている。
やっぱ、国内マックバージョンアップ代は二〇万弱から一二万といったところ。こまったもんだ(関係ないけど)。
村上龍『五分後の世界』(幻冬舎)は、まずまず。パラレルワールドの日本もの。
94/04/10
横田順彌の冒険小説『菊花大作戦』(出版芸術社)は、残念ながらテンポに欠ける。お話も、細かな描写が多すぎるのではないか。
94/04/16
小浜からの転居通知を受ける(一二日ごろ)。本の置き場所をめぐる家庭争議はどーなったのだろう。
村上春樹を買う(一四日)。なんとなくうれしい。ハードカバーの新刊を喜んで買うなんて、もうめったにないなあ。
今年は金もないことでもあるし、残念ながらSFセミナーはパス。
MY先生の風の便りによると、最近アニメのセーラームーンに凝っているということで気持ち悪い。しかし、テレビもビデオも持っていなのだという。?
94/04/24
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』(新潮社)を読む。なんにも完結しておらぬが、どーなっておるのか。続巻はいつ出るのじゃ。半分も終わっておらぬぞ。本書を高く評価する識者は多いが、私の稚拙な頭脳では評価もできませぬ(そう思いませんか)。
94/04/30
恩田陸『球形の季節』を読む。残念ながら、『六番目の小夜子』(同・新潮社)に比べても、あまり進歩はない。お話が混乱して、結末に向かうドライブ感を削ぐ。学園青春モダンホラー。