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ドキュメンテーションの大会

 DAICON5はある意味でドキュメンテーションの大会であった。常にトップダウンで指示を出す人間が存在するのなら、他人に意思を伝えるための指示書の類は一切必要ない。しかし、DAICON5はそうではなかった。そのため、各人が何をしているのかを明確にする目的で、ドキュメントが大量に作られた。

 書類は無駄の象徴と思われやすいが、そうでもないのである。ファイルするためだけの書類(書類自体が目的となった書類、たとえば役所関係の書類や、大企業に見られる会議資料の類)は無意味でも、正確な中身を伝える文書、コミュニケーション手段としてのドキュメントは意味がある。まあ、そのような作業を厭わない、文書好きの人間が多かったせいもある。今読んでも、これらマニュアル類は分かりやすく書かれている。読みにくい、形式だけの定型文書とは違う。

 とはいえ、ドキュメントを羅列しても面白くないので、ここでは資料集として各節に分類してみる。資料、といっても電子化されていないものが多い。エピソードだけを書き抜いた部分もある。 また、参考用に、非電子化データ多数をスキャンし、pdfフォーマットで収録した。

利用上の注意
 収録資料を改変して、SF大会や各種コンベンションで使用してもかまいません。ただし、本内容について一切の保証はしません。無保証/非商用利用のみ許諾とします。文書については当時のまま収録してあります。記載された内容が不適切なものも含まれますが、利用者の責任において判断してください。
 文書はできる限りサイズが小さくなるように調整しましたが、ファイルによっては数百KByte程度のサイズがあります。ダウンロード、表示の際は注意。印字品質は300dpiに設定 。このまま2次利用するには、十分ではないことをお断りしておきます。なお、pdf化にはWIN2PDFを使用(最終ページに、非商用である旨のコメントが入る。このソフトはスキャン画像は問題ないが、日本語のPDF化には対応しない)。閲覧には、フリーのAcrobat Readerが利用可能です。

bullet 6-4-1.企画、その進め方
百に及ぶ企画の立案と決定のプロセスとは

bullet 6-4-2.CIの論理
大会のイメージを決めるデザインの意味
(ロゴデザインから、プログレスレポートまで)

bullet 6-4-3.招待状の法則
有力招待者をひきつける招待状とは

bullet 6-4-4.海外参加者たち
海外参加者用申込書の作り方

bullet 6-4-5.参加者獲得までの長い道のり
パソコン黎明期の参加者登録作業と、なかなか増えない参加者を集めるためのキャンペーン活動

 

イラスト:斎藤一美(当時)

大会案内資料(第2版)
印刷後の配達で行方不明となり、刷り直した曰くつきの案内状
何千枚もある案内状を、誰が受け取って勝手に処分したのかはいまだに謎。

 

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