ドキュメンテーションの大会 | |
DAICON5はある意味でドキュメンテーションの大会であった。常にトップダウンで指示を出す人間が存在するのなら、他人に意思を伝えるための指示書の類は一切必要ない。しかし、DAICON5はそうではなかった。そのため、各人が何をしているのかを明確にする目的で、ドキュメントが大量に作られた。 書類は無駄の象徴と思われやすいが、そうでもないのである。ファイルするためだけの書類(書類自体が目的となった書類、たとえば役所関係の書類や、大企業に見られる会議資料の類)は無意味でも、正確な中身を伝える文書、コミュニケーション手段としてのドキュメントは意味がある。まあ、そのような作業を厭わない、文書好きの人間が多かったせいもある。今読んでも、これらマニュアル類は分かりやすく書かれている。読みにくい、形式だけの定型文書とは違う。 とはいえ、ドキュメントを羅列しても面白くないので、ここでは資料集として各節に分類してみる。資料、といっても電子化されていないものが多い。エピソードだけを書き抜いた部分もある。 また、参考用に、非電子化データ多数をスキャンし、pdfフォーマットで収録した。 利用上の注意 | |
6-4-1.企画、その進め方 百に及ぶ企画の立案と決定のプロセスとは | |
6-4-2.CIの論理 大会のイメージを決めるデザインの意味 (ロゴデザインから、プログレスレポートまで) | |
6-4-3.招待状の法則 有力招待者をひきつける招待状とは | |
6-4-4.海外参加者たち 海外参加者用申込書の作り方 | |
6-4-5.参加者獲得までの長い道のり パソコン黎明期の参加者登録作業と、なかなか増えない参加者を集めるためのキャンペーン活動 |
大会案内資料(第2版)
印刷後の配達で行方不明となり、刷り直した曰くつきの案内状
何千枚もある案内状を、誰が受け取って勝手に処分したのかはいまだに謎。