『紙魚の手帖 vol.18 Genesis 今年も!夏のSF特集』東京創元社
昨年から紙魚の手帖の「夏のSF特集号」となったGenesisの第2弾。紙魚の手帖は隔月刊で、今現在のSFマガジンと同じペースだが、こちらは雑誌(第3種郵便物)ではなく単行本扱いである。もともとのアンソロジー《Genes…
続きを読む →昨年から紙魚の手帖の「夏のSF特集号」となったGenesisの第2弾。紙魚の手帖は隔月刊で、今現在のSFマガジンと同じペースだが、こちらは雑誌(第3種郵便物)ではなく単行本扱いである。もともとのアンソロジー《Genes…
続きを読む →《Genesis 創元日本SFアンソロジー》はこの第5集にて最終巻となる。第4集の9編から比べると、中編が多いためか作品数はかなり減った。次回からは、東京創元社の綜合文芸誌「紙魚の手帖」の特集号(Vol.12と号数まで…
続きを読む →《Genesis 創元日本SFアンソロジー》は1年2ヶ月ぶりの出版、これで第4集目となる。前号と同様、創元SF短編賞(第12回)の受賞作が掲載されている。 小川一水「未明のシンビオシス」中央構造線一帯で発生した「大分…
続きを読む →東京創元社が、およそ半年刊で出す全編書下ろしの《Genesis 創元日本SFアンソロジー》の第3集。今号から《年刊日本SF傑作選》が担ってきた、創元SF短編賞の発表と受賞作掲載も兼ねたものとなっている。 宮澤伊織「エ…
続きを読む →全編書下ろしの《GENESIS 創元日本SFアンソロジー》第2巻。《年刊日本SF傑作選》が終了したことにより、次号(夏季号とあるので、季刊ないし半年刊化?)は、創元SF短編賞受賞作の掲載受け皿ともなるようだ。 高島雄…
続きを読む →著者は1989年生まれ。2013年の第4回創元SF短編賞(同期に倉田タカシ、高槻真樹、応募者の中には春暮康一らの名もある)を受賞してデビュー、以来11年が経った。本格SFの書き手として、待望久しい初短編集である。本書は…
続きを読む →Genesis等のアンソロジイと紙魚の手帖に掲載された《ときときチャンネル》をまとめた短編集である。シリアスなSFアクション《神々の歩法》や、アニメ化もされたホラー色の強い《裏世界ピクニック》と違って、こちらはライト感…
続きを読む →6月に出た本。第65回現代歌人協会賞を受賞した川野芽生の初短編集である。年刊アンソロジイ《Genesis》掲載のもの2編を含む6つの作品を収める。著者は10月に掌編集『月面文学翻刻一例』も出している。 無垢なる花たち…
続きを読む →大森望単独編集の竹書房版年刊SF傑作選《ベストSF》も3年目に入った。 酉島伝法「もふとん」無人になった実家の桐箱から動物の毛皮のようなものが出てくる。まるで生きているかのようだった。 吉羽善「或ルチュパカブラ」親戚…
続きを読む →小田雅久仁9年ぶりの単行本かつ中編集。本書に収録された3作の中編(400枚を超える長編クラスを含む)は、2016年から19年にかけて小説推理に掲載(分載)されたものだ。アンソロジイ『万象』や『Genesis 時間飼って…
続きを読む →